2018-06-20_X98_Plus_IIのWindows領域をファクトリーリカバリーする
このページで分かること
- Teclast X98 Plus IIのWindows領域のファクトリーリカバリー方法
試行錯誤した結果、Windows領域をぶっ壊したのでファクトリーリカバリー方法をまとめました。苦戦したので自分用のメモです。
経緯
つい先日ですが、10インチタブレットを買いました。Teclast X98 Plus IIという iPad AirのクローンでAndroidとWindows10環境のデュアルブートです。そこそこ使えるのですがデフォルトのWindows10だと他言語版(多分英語か中国語)に日本語の言語ファイルを追加したようで一部の表示が英語表記だったり、Chromeのセットアップが中国語だったりと非常に不便でした。手持ちWindows10 Proに差し替えようとしたところうまく行かず、Windowsパーティションはフォーマットされてまっさらになりました。文鎮一歩手前ではありましたが、ファクトリーリカバリをかけて購入時の状態まで戻せたので手順をまとめておきます。Windows10 Proへの差し替えは成功したらまとめる予定です。
必要なもの
- 必須
- ファクトリーイメージ
- USBメモリ16GB
- WinRAR(rar形式を結合解凍できるソフトであればなんでもよい)
- 推奨 (インストール時にあると便利)
- USBハブ ( タブレット本体は1つしか端子がない為)
- キーボード ( ユーザー名入力など )
- マウス ( 項目選択など )
※ メーカー公式は中国の百度(Baidu)を使っており登録が必要です。有志版はそのままダウンロードするだけなので登録が面倒であれば有志版で良いかと思います。今回は有志版を使用しました。
対応手順
主な流れ
- 必要ファイルのダウンロード
- USBメモリへ展開
- X98 PLUS II のBIOS設定変更
- リカバリ開始
1. 必要ファイルのダウンロード
ファクトリーイメージをダウンロードします。必要なもののリンクからファイルをダウンロードしてください。有志版はPart1-5までありますが全てダウンロードします。解凍パスワードはgeekbuying.comです。解凍が正常に完了するとX98 Plus II Dual OS(C2D4) Android5.1+Win10フォルダが作成されています。
2. USBメモリへ展開
USBメモリをFat32形式でフォーマットします。ラベルはWINPEに指定します。作成されたX98 Plus II Dual OS(C2D4) Android5.1+Win10フォルダにあるWindows10フォルダの中身をUSBメモリ直下へコピーします。
3. X98 PLUS II のBIOS設定変更
USBメモリはそのままブートしようとしてもACPIエラーでブルーバックになってしまうのでBIOS設定を一部変更します。X98の電源ボタンを押したあと_ボリュームアップボタンを押し続ける_とBIOS画面に入れます。
BIOSに入れたら下記項目を設定してください。なおBIOSはタッチは全項目タッチで操作します。サブメニューに入ってしまった場合は右下のExitをタップすればメインメニューへ戻ることが可能です。
- Advancedタブ
- ACPI Settings
- Enable ACPI Auto Configration [Enable => Disbaled]
4. リカバリ開始
USBメモリをX98に接続し電源を入れます。キーボードが接続されている場合は起動時にF7キーでブートデバイスを選択できます。USBメモリを選択すると自動でdiskpartが動き始めるのでしばらく放置します(私の環境では30分かからずに終了) diskpartが終わるとWindows10のセットアップウィザードが立ち上がってくるので通常インストール時と同じ手順で勧めてください。
終わってみて
懸念されていた他言語版のような表示はなくなりました。全て日本語表示です。 とりあえず復旧できて良かった。リカバリー方法の調査で丸二日ぐらいかかっているので結構な時間がかかりました。ただ当初の目的のWindows10 Proへの差し替えは継続してやってみたいともいます。USBメモリだとうまくいかないので久々に光学式ドライブでのインストールになりそうです。 因みにAndroid環境は無傷でした。Android環境側は今回の方法ではリカバリーできないので機会があればやってみたいです。