2018-05-22_外付けHDDやUSBメモリにLinuxをインストールする
このページでわかること
- 外部メディアへUbuntu(Linux)のインストール方法
お約束
ハイライト部分は下記のように統一しています。
#r
は管理者権限で実行$c
は一般ユーザーで実行##c
はコメント${hoge}
は任意の値- 自分が分かりやすいようにbashの変数風に記載してますが適宜置き換えて下さい
概要
外部メディアにLinuxをインストールして使いたかったので方法を調べました。
外付けHDDにインストールしておけばいつでも同じ環境を使えるので便利かなぁと思います。
2.5インチSSDにインストールしておけば読み書きも高速で快適な予感がします。
必要資材
- 外付けメディア(HDD or USBメモリ)
- VirtualBox環境
- ※ホストOSはWindowsでもLinuxでも可能
VirtualBox環境はLinuxインストール用に使います。
実PC環境で実施したい場合はブート用のLinuxメディアを用意すればVirtualBox環境は不要です。
実施環境
- ホストOS:Ubuntu 18.04 LTS
- 仮想環境:VirtualBox 5.2.12
作業の流れ
- インストール先メディアを接続
- VirtualBoxから 実HDD(インストール先メディア) を扱う為のVDIを作成
- VirtualBoxで仮想環境を作成
- Linuxのインストール
作業詳細
1. インストール先メディアを接続
Ubuntuは外部メディアが接続されると自動でマウントされます。 fidiskコマンドなどを使用しデバイス名を特定します。
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2. VirtualBoxから実HDD(インストール先メディア)を扱う為のVDIを作成
VirtualBoxでは実ディスクをそのまま取り扱えません。
実ディスクと紐付けるvdiファイルを作成し、vdiファイル経由で実ディスクにアクセスします。
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3. VirtualBoxで仮想環境を作成
通常通りGUIから仮想マシンを作成し起動
4. Linuxのインストール
VirtualBox上から見ると/dev/sda
が実ディスクになっているので通常手順でLinuxをインストールします。
備考
外付けメディアからLinuxを起動した際に内蔵ディスクがsdbなどで見えることがあります。ブートに成功した 外付けメディアがsda扱いになるので、内蔵メディアが外付け扱い のような状態です (ややこしいですか……)
lsblkコマンド、fdiskコマンドなどで見えるのでデバイスとして認識されておりrootユーザーでマウントすれば中身が読み書きできそうです (未検証)